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日和山(石巻)3.11追悼に参加しました! 

小雪が舞い散る寒い日でした(じっさい夕方から大雪になりました)。震災の後、毎年この日の2時過ぎになると石巻の人々は石巻市を一望に見渡せるこの日和山にやってきます。そして2:46分になると皆海の方に向かってそっと手を合わせます。誰が主催するのでもなく、リーダーシップをとるわけでもありません。4,000人近い犠牲者を出した石巻の人々にとって、毎年この日のこの時間をここで共有することで一緒に犠牲者に「思い」を寄せ、新たに心に刻む“形”なのかもしれません。

400年前に伊達政宗の命を受けてローマ法王に謁見した支倉常長が滞在したローマの教会の広場でも3.11追悼式が開かれました。石巻寺子屋の高橋さん、太田さんらの協力を得て、そのローマと日和山を結ぶ事もできました。東京からは「志輝の音合唱団」のメンバー3人が駆けつけてくれました。

311日和山3
午後2時を過ぎると石巻市民がぞくぞく集まってくる。

311日和山2
2時46分 人々は海に向かって手を合わせる。

311日和山4
ここは旧葛西家が治めた石巻城の跡地でもある。政宗とも様々な確執があった葛西家。秀吉の刀狩、検地の悪政に耐えかねた農民一揆を先導した葛西家。それを裏で操っていたのは政宗と言われている。慶長の大津波でも大災害にあった石巻。幾度も苦難を乗り越えてきた日本有数の港町だ。今回もきっと見事な復興を遂げてくれることだろう。

311日和山1
東京からわざわざ駆けつけてくれた「志輝の音合唱団」の皆さんありがとう。寒い中ご苦労様でした。
右端は「俳句と合唱でつなぐ日西文化交流プロジェクト」で事務局長を務めてくれた新沼さん。新沼さんはこの後仙台で開かれた国連防災会議の間に映画祭を主催しました。彼女らはその映画祭にも参加してくれました。

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